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旧車部品の内製化で工場を立ち上げるときの3Dプリンター選定の考え方

廃盤になった旧車部品を、自分たちで作りたいという相談

旧車の修理部品が廃盤になり、自社で作る工場を新設したいという相談をいただきました。
ご相談いただいた方は加工の知識をお持ちではなく、
3Dプリンターや加工設備を何から選べばよいのか分からないという状態でした。

高額な機種を選ぶと、保守費用が重荷になりやすい

設備選定の基準を持たないまま、
高額な3Dプリンターを導入する工場をこれまでに何度か見てきました。
出力できる範囲が広く精度の高い機種は、本体価格だけでなく、
部品代や保守契約の費用も高くなる傾向があります。

旧車部品のように生産する数が少ない工場では、
この保守費用が経営を圧迫しやすくなります。

旧車部品は、形状も材質も生産数もばらつく

旧車部品は、車種や年式によって形状や材質が大きく異なります。
外観だけを再現できればよい部品と、強度が求められる機能部品とでは、
必要な精度も違います。
生産数も、年に数個しか出ないものから、まとまった数をそろえたいものまで幅があります。

この幅を1台の万能機でカバーしようとすると、
出力できる範囲や強度の面で無理が出やすくなります。
3Dプリンターには、材料を溶かして層状に重ねる方式(FDM方式)や、
液体樹脂を光で固める方式(光造形方式)など、複数の造形方式があります。

方式ごとに得意な形状や材料が異なるため、
1台だけで旧車部品全体をまかなうのは難しい場合があります。

部品の形状・材質・精度・生産数を、ひとつずつ見ていく

設備を考えるときは、作りたい部品の形状、材質、必要な精度、
想定する生産数を並べて見ていきます。
外観の再現が目的の部品と、強度が必要な機能部品では、
選ぶべき造形方式が変わってきます。

複数の工場を見てきた中で、高額な機種を導入した結果、
保守費用の負担で赤字になった例もありました。
こうした例は、設備を選ぶときの判断材料になります。

簡易型と精度重視、用途で機種を使い分ける

今回の相談では、簡易型のプリンターと精度の高い機種を、
用途別に複数台運用する方法を検討しました。
形状の確認だけでよい試作には簡易型の機種を使い、
強度や精度が必要な部品には別の機種を使うという分け方です。

材質によって得意な方式が違うため、樹脂部品と、金属に近い質感が求められる部品とで、
機種を分ける案も出しました。
1台に多くの役割を持たせるより、役割を分けたほうが、
保守費用の総額を抑えられる場合があります。

設備投資は、1台の万能機に頼らない発想もある

この考え方は、旧車部品に限った話ではありません。
用途ごとに複数台を組み合わせて設備を考える視点は、
他の製造業の工場立ち上げでも使える考え方です。

扱う部品の形状や材質にばらつきがある業種では、1台の高額機に頼るより、
複数の機種を組み合わせる方が、投資の負担を分散できる場合があります。

設計の方向性から、加工先の選定まで一緒に考えます

MACHICOCOは東大阪の会社で、
町工場の技術者と提携しながら商品を作るプロジェクトマネジメントを行っています。
自社に大きな設備は持たず、設計や試作の方向性を考えるところから、加工先の選定、
量産の検討まで関わっています。

今回のような設備選定の相談でも、部品の形状や材質、生産数を一緒に整理しながら、
どの方式が合うかを考えていきます。

図面がなくても、手描きの絵から話を始められます

相談をいただくときは、次のようなものを送っていただけると話が早く進みます。

  • 手描きの絵や写真
  • 部品のおおよその寸法
  • 部品の使われ方
  • 希望する数量
  • 可能であれば現物

図面がなくても構いません。
加工方法が決まっていない段階でも、図面や現物を見ながら製造方法を検討できます。

加工方法が決まっていない段階でも、
図面や現物を見ながら製造方法を検討できます。

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MACHICOCOはモノを創る企業の悩みを研究し、共に解決する企業密着型のプロジェクトマネージャー。思い立ったが変化の時。未来創りに走り出しましょう!

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