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店舗デザインを金属で再現するとき、レーザー加工以外の選択肢があります

「レーザー加工だと、コストがとんでもないことに」という相談でした

店舗の内装デザインを担当するデザイナーの方から、
金属製のカーテンを作りたいというご相談をいただいたことがあります。
グラフィックデザインを金属パネルに表現し、店内に設置したいというご希望でした。
最初にご本人が検討されていたのは、レーザー加工で模様の穴を開ける方法です。

実際に見積もりを取ってみると、想定していた予算では収まらないことが分かりました。

デザインが複雑になるほど、レーザー加工は時間がかかります

レーザー加工は、細かい模様や大きな面積の加工にも対応できる反面、
切る長さと時間に比例して費用が積み上がっていきます。

今回のように、
イラストレーターで描いた柄を高さ2800mm・全長8000mmという大きなパネル一式に入れる場合、
模様の線の総延長がかなりの長さになります。

線の一本一本をレーザーでなぞっていく以上、加工時間もコストも比例して大きくなるのは、
加工の仕組み上避けられません。

加工法を切る前に予算だけで決めてしまうと、後戻りが大変です

見積もりが予算を超えたとき、デザインそのものを簡略化してコストを下げる、
という進め方をすることもあります。
店舗の内装デザインとして意味を持たせて作った柄を後から削ると、
当初伝えたかった世界観が薄れてしまいます。

工期が決まっている案件では、加工法の再検討に時間をかけられないまま、
妥協した仕様で進めてしまうケースも起こりがちです。

穴を開ける加工には、レーザー以外にもいくつかの方法があります

金属パネルに模様の穴を開ける加工は、レーザーだけではありません。
今回ご提案したのは「デザインパンチング」という方法です。
金型を使って一度に穴を打ち抜くパンチングメタルの技術を応用し、
イラストレーターのデザインデータをもとに、模様を打ち抜くための型を起こします。

型を一度作ると、その後の打ち抜き自体は短時間で済みます。
線の総延長ではなく型の製作が費用の中心になるため、模様が複雑で面積が広い案件ほど、
レーザーとの費用差が出やすくなります。

もちろん、少量・単発の加工の場合は型代が割高になり、
レーザーの方が合うこともあります。
数量とデザインの複雑さを見て、どちらが合うかを判断しています。

板厚1.5mmのアルミに、R曲げと塗装を組み合わせて仕上げました

今回の案件では、板厚1.5mmのアルミパネルにデザインパンチングで模様を入れたあと、
カーテンらしい波打ちを表現するためにR曲げの加工を加えました。
サイズが大きい分、板と板の合わせ目で柄がずれないよう、
位置合わせの工程を追加しています。

仕上げは焼き付け塗装です。
店舗の内装色に合わせて色見本から調色し、
サンプルを作って現場の色と照らし合わせたうえで本製作に進みました。
取り付け金具は旋盤加工で製作し、現地の店舗に設置しています。

工期は1ヶ月でした。

「レーザーでできますか」から始めても、相談できます

MACHICOCOは東大阪の会社で、
町工場の技術者と提携しながら商品や設備を形にするプロジェクトマネジメントを行っています。
自社に大きな設備は持たず、デザインの意図に合わせて加工法を組み合わせるところから、
製造・仕上げ・現地への納品まで対応しています。

「この加工法でやりたい」という前提でご相談いただいても構いません。
デザインの意図や数量、工期をうかがったうえで、レーザー・パンチング・板金加工など、
複数の加工の中から合う方法をご提案します。

イラストレーターのデータや手描きのスケッチ、参考になる写真がある場合は、
それをもとに検討を始められます。
図面がなくても、
デザインデータやスケッチから加工法のご相談を始められます。

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